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日別アーカイブ: 2012/09/01
郷土料理「しもつかれ」
この時期には随分と早い郷土料理「しもつかれ」をご紹介♪
とはいえ、栃木の郷土料理として、現在では1年中食すことができるようになりました。スーパーなどでも販売されていますね。(栃木県だけ?)
もちろん!!≪とちまるショップ≫でも販売しておりますよ~
「しもつかれ」は、栃木県(下野の国)を中心に群馬、茨城、埼玉、千葉の各県の一部で冬季(2月初牛頃)に作られる独特な味や香りと外見(?)をもつ郷土料理です。
2007年12月18日に農林水産省の主催で選定された農山漁村の郷土料理百選において、ちたけそばと共に栃木県を代表する郷土料理として選出されました。
「宇治拾遺物語」「古事談」などの説話にも記述されている「酢むつかり」を起源とする説が有力であり、
江戸期、飢饉の時に飢えを凌ぐための食物である救荒食(きゅうこうしょく)としてよく使われるようになったそうです。
家庭料理として、主に母方家系で伝承される傾向があるため、その家庭ごとに特徴的な味があります。
各家庭によって味や製法、材料が異なり、同じ「しもつかれ」料理でも複数の家のものを食べ比べることでまったく異なった味に出会うこともあるんですね。
「しもつかれを7軒食べ歩くと病気にならない」「なるべく多くの家のしもつかれを食べると無病息災だ」など、しもつかれには様々な俗言が伝えられ、現在でも重箱に入れて隣近所でやりとりする風習がある地域もあります。
鮭(新巻鮭)の頭・大豆(節分に撒いた残り)・大根・人参・その他の余り物を細切れにしたり、目の粗い大根おろし器の鬼おろしで粗くすり下ろして酒粕と共に煮込みます。
地域によっては油揚げを刻んで入れることもあるようです。
調味料を一切用いず、鮭や酒粕の量を加減することで味を調整するのが一般的であり、また、栃木県の真岡市などでは、これらの材料に少量の酢を入れるご家庭もあるそうです。
◇お召し上がり方
冷えた状態、温めて、そのまま食べる、、米飯にかけて食べるなど、地域やご家庭によってさまざまです。
またお茶うけとして、小さめのどんぶりに入れて出されることもあるようです。
更に一度煮あがったしもつかれには再度温めなおすなどせず、
勝手の土間に保管し、表面が凍ったものを温かいご飯と食べることが最もおいしい食べ方とされている地域もあったようですが、現在は土間のある家庭も少なくなったといわれています。